ごあいさつ
一般社団法人 長野県作業療法士会 会長 大月 肇

「ひとは作業をすることで元気になれる」
「作業」とはいったい何でしょう? 私たちが生活の中で毎日当たり前に 行っているもの・・・そのすべてが対象となります。「食べる」「トイレに行く」 といった生活活動、「俳句」や「はり絵」などの創作・表現活動、「スポーツ」「レクリエーション」「ゲーム」などの感覚運動活動、「職業」「家事」「地域での役割」といった仕事・学習活動、どれをとっても大切な活動ですが、中でも「これは!」という個別的な目的や価値を持つ生活行為は、大変重要です。
作業療法士は、病気やケガ、しょうがいなどにより、これらの作業が難しい状態にある方々に対し、その作業に必要な機能や能力の回復、環境調整などの工夫による作業の獲得を支援しています。
~あなたにとっての大切な作業(意味のある作業)って何でしょうか?~
長野県作業療法士会は、1981年に会員24名で発足し、もうじき40年を迎えようとしています。会員数も1300名を超えました。発足当時の「作業療法によって社会に貢献する」という先人の思いや情熱は現在も受け継がれ、県民の皆様の保健、医療及び福祉の発展充実に寄与することを目的に、人材育成・研究活動を展開しております。また、「市民公開講座」「出前講座」を開催し、幅広く直接的に皆様と「作業」について考える機会を設けておりますので、積極的にご活用いただきたいと思います。
皆様にとって必要とされる会を目指して参りますので、今後とも更なるご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。