ごあいさつ

会長挨拶

作業療法は「人は作業を行うことで健康になれる」というものを科学的根拠に基づき、体系化したものです。半世紀前より国家資格化され、各分野で社会保障の一端を担ってきました。作業療法士は医療分野が主な職場となっていましたが、徐々に保健、福祉、教育など様々な分野に拡がりをもってきています。それぞれの分野においてに病気や怪我などで必要な作業を行うことが難しくなってしまった方々に対し、またはそのおそれがある方々に対して必要な機能や能力の回復、環境調整などを行ったり、様々な工夫を行ったりすることで対象となる方の作業の獲得を援助しています。

人それぞれ生活していく中で大切な作業は違います。何かの際少しでも作業療法に目を向けていただければと思います。

長野県作業療法士会は会員数1,300名を超える大きな職能団体となりました。24名で発足後、社団法人になり、一般社団法人となり現在に至ります。法人の目的に「県民の皆様の保健、医療および福祉の発展・充実に寄与する」とありますが、その目的を遂行するために行う意志や想いは今後も変わることはないと思っています。

なにかしらのしょうがいをもちながら生活上で困っていることがありましたら作業療法士に相談してみてください。きっと何らかの方向性を示してくれるはずです。

県民の皆様が作業療法士を有効に活用していただくとともに、皆様に必要とされる会を目指してまいります。

一般社団法人長野県作業療法士会
会 長 傳田 拓男